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八戸で高断熱住宅に本気で挑む建築士ブログ

『200mm断熱』×『原価公開方式』×『CG住宅設計』で理想の家造りを!最高のエコ住宅目指して日々勉強中。家工房 一級建築士事務所 管理建築士 上野真二blog NPO新住協会員 (社)パッシブハウスジャパン賛助会員
上野 真二 (うわの しんじ)

プロフィール

八戸近郊の住宅設計を中心に活動する建築士です。高耐震・高断熱の住宅設計や、CGパース・模型制作などを得意としています。趣味はネトゲとか水泳とか。

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edit-notes16.png2018.11.10.
ichiran16.png ⇒ 断熱欠陥住宅 ▼ 断熱欠陥住宅

 

とうとう消費税が10%に。。。

とうとう消費税が10%に。。。

メインブログは久々の更新です(汗)
10月1日になり、とうとう消費税が10%になってしまいましたね。
安倍さん、バカじゃなければこの経済状況で消費税上げるわけがない、と思っていたのですが。。。
庶民の所得は下がる一方で、『一億総中流社会』から『一億ほとんど貧困社会』になろうとしています。
日本のGDPはこの30年成長していないわけですが、他国は順調に成長しているため、相対的に日本がどんどん弱小国化していること意味しています。

ちなみに住宅に限って言うと、自動的に住まい給付金が拡充されているため、大きな影響はありません。しかし、この制度も永続的なものではないため、忘れたころに純粋な10%負担となります。真綿で首を締めるように。。。

さて、Facebookなどには結構書いているのですが、ぼくは消費税反対論者です。

消費税は、所得に対して消費の多い庶民や中小企業者に厳しく、所得を消費しきらない一部の金持ちや大企業に有利な税制です。消費税と法人税減税は必ずセットで行われ、政府の総税収に対する消費税の割合は、すでに世界トップクラスです。

だから、消費税を減税、最終的には撤廃し、その分を金持ちや大企業から取れ!

。。。と、いうわけではありません。そもそも、増税が必要ないのです。

増税の際によく言われる、『国の借金で破綻する!』

。。。国の借金、ではなく政府の負債です。政府の負債とは国債のこと。この国債は日本円建てです。
政府は、通貨発行権を有しています。日本円を発行できる政府が、どうやって日本円建て国債で破綻するのでしょう。

一応、日本円を発行するのは、日本銀行ということになっていますが、日本政府と日本銀行は親会社と子会社の関係になっており、実質的には連結決算で一体です。日本政府が資金を調達したいときは、国債を発行し、それを日銀に買い取らせることで、国債は日本円へと変化するわけです。増税は一切必要ありません。

日本円建ての国債で日本政府が破綻することはあり得ない以上、日本政府は無限に国債を発行することができます。
しかし、そうするとどうなるのか?貨幣の供給が過剰となり、インフレになります。

インフレは困る!。。。けれど、日本はいまだデフレですよね。日銀のインフレ2%目標はまったく達成されておりません。
つまり、日本がデフレを脱し、インフレ2%に達するまで、国債を発行し、日本国内に仕事を供給することが出来るのです!

日本に借金などないことが分かれば、できることはいろいろあります。未来への投資となることに、どんどんお金を出してください。

防災、インフラ、教育、介護、研究。

住宅の省エネルギー化、特に既存住宅の省エネ改修にももっと予算が欲しいです。省エネなのはもちろん、庶民が健康で安全な暮らしを手に入れるために。

また、余剰電力の有効活用のために、電気自動車への補助金、電気自動車が軽自動車より実質で安くなれば、すさまじい勢いで普及すると思います。


。。。庶民が声を上げずに流れに身を任せていくと、10%の消費税が最終的には、スウェーデンなみの25%にしろだとか、増税したい勢力が言い出します。

庶民よ、声をあげましょう! 『消費税は不要!』

参考図書(笑)

『中田敦彦のYouTube大学』でも取り上げられた、『マンガでわかるこんなに危ない!?消費増税』
マンガです。超わかりやすいです(笑)でも事実です!ぜひご一読を!
https://www.amazon.co.jp/dp/4828421181/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Bu1KDb3KKC4P2



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『第4回日本エコハウス大賞 シンポジウム』と『PHJサブリーダー会議』

『第4回日本エコハウス大賞 シンポジウム』と『PHJサブリーダー会議』

28日(月)と29日(火)、2日間の東京出張から帰ってまいりました。
今年から、PHJ(パッシブハウスジャパン)の東北エリアサブリーダーを仰せつかったため、出張が増えそうです。
全国のサブリーダーは、PHJの実働部隊、裏方的役割、のようです(笑)

1日目のシンポジウムは森みわさんの基調講演と、下記パンフレットのそうそうたるメンバーが、持ち時間15分でリレーセミナーという、ひじょうにモッタイナイ構成。
2日くらいかけて、少なくとも午前と午後の部に分けて聴きたかったwimage.jpg

その後、立食にて交流会。エコハウスを先導する全国の有志といろいろお話をすることができました!
(写真は梅原さんのfecebookから拝借)
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2日目のサブリーダー会議は、現在東チームと西チームに分かれて進めている、パッシブハウス国内認定へ向けての進捗状況を確認。
昨年までは、パッシブハウス認定はドイツのパッシブハウス研究所にて行われていましたが、今年から日本国内のPHJにて認定を下せることになりました。
森みわさんが認定を出す立場になったため、いままで森みわさんが行っていた取りまとめて申請をするという業務を、全国のサブリーダーが行うことになります。
最終的には各々が個別にコンサル業務を請け負い、取りまとめて申請をする形になりますが、現在はチームで、、申請に必要なPHPP(建物燃費ナビでも使用されているエコ性能判定プログラム)の入力を勉強しながら進めているという状態です。
また、PHJ9周年大会にて行われるエコハウスアワード2019の、燃費ナビ入力チェックもサブリーダーのお仕事となり、重要チェックポイントなどを確認。私も4物件をチェックすることになりました。

裏方作業を行うにあたり、PHPPや建物燃費ナビのマスターが必要となり、覚えなければならないことがいっぱいで大変です^^;
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『おいらせ町のパッシブカフェ兼用住宅』設計契約いただきました!

『おいらせ町のパッシブカフェ兼用住宅』設計契約いただきました!

本日、基本設計を進めていた『おいらせ町のパッシブカフェ兼用住宅』、無事に設計契約を締結していたしました。
planB正面
去年・おととしと2年間、ひたすら申請業務に専念していましたので、本格的な設計契約は久しぶりです(笑)
今回は、基本設計段階から建物燃費ナビをフル活用。プランニングと温熱のシミュレーションを同時に行ってきました。
各地のエコハウス見学やセミナー、『雫石町の300mm断熱リノベーション』で得た知識情報もふんだんに盛り込み、新築のエコハウスとしては今までとは1段階進めたプランニングとなっています。
●壁-高性能GW16kg品315mm
●天井(桁上)高性能GW18kg品525mm
●基礎外周パフォームガード120mm基礎内部ウレタンフォーム120mm吹付け
 土間下全面スタイロエースⅡ50mm土間上スカート断熱ウレタンフォーム60mm吹付け(幅350mm)
●窓 YKKAP430+ 玄関イノベストD50
●第1種全熱交換換気システム
●日射遮蔽、2階南窓外付けブラインド、1階窓は庇
と、もりもりの仕様。
今回は土地の条件がとてもよく、南道路で障害物がなく、正面を完全に南面として計画できており、APW430の規格寸法でで一番大きなFIX窓をこれでもかと配置しています。
外装も、無垢の杉板無塗装で提案しました。

ファーストプレゼンテーションの燃費ナビ検証結果。
馬場様邸燃費ナビ(300mm断熱)-1
年間暖房負荷が22.92KWh/㎡と、かなりいい値。
(ただし、おいらせ町の気象データーがないので隣の八戸市のデーターを使用)

これから予算の調整を行わなければいけないので、窓の寸法などは多少変わりそうですが、断熱仕様の部分はなるべく変えずに進めたいと考えています。

建設費は今までより上がってしまいますが、光熱費をシミュレーションしてみると
馬場様邸燃費ナビ(300mm断熱)-2
最も暖房費のかかる1月でも2万を切っているのが驚異的。平均値が約1.5万円で、年間を通してほぼ安定。

住宅ローンを安く抑えられたとしても、冬場、夏季、中間期で光熱費がバラバラで、支払いが安定していないより、住宅ローンが多少高くても、光熱費が低く、月々の支払いが安定していた方が生活設計は楽だと思います。

ちなみに燃費ナビの3枚目。
馬場様邸燃費ナビ(300mm断熱)-3
ここは主に気候条件が書かれているのですが、注目するべきは『暖房機の窓からの日射取得量と熱損失内訳』
赤は損失、オレンジは取得です。
西・東・北面は取得より損失が大きいのですが、南側は損失より取得の方が圧倒的に多いのがわかります。
このことから、3面の窓はできるだけ小さめ。南側の窓はできるだけ大きく取る方が省エネルギーであることがわかります。

4枚目を見ると
馬場様邸燃費ナビ(300mm断熱)-4
仕様とともに、部位別熱損失が表示されています。
この表で見ると、この家の熱損失のうち、半分が窓と玄関ドアから逃げているのが分かります(笑)
3枚目の赤の部分ですね。
家の省エネ性能を示すQ値やUA値で言うと、窓は小さい方が有利です。しかし、省エネ性能はQ値、UA値だけを見ても分かりません。ここに、『取得』をしっかり考えるのが大事です。

建物燃費ナビ、省エネ設計に非常に有効なツールです!

カフェの内観
planBカフェ内観
飾りつけは奥さまの好み次第となりますが、大きな窓が特徴的なお店になりそうです。

2階LDK
planBLDK内観
温熱のラインを1,2階そろえ、総2階の形状にするため、居住スペースはほとんど2階に持ってきました。
外付けブラインドの光のラインが美しいです。

やりたいことはたくさん!予算は限定!。。。当たり前ですがw
その中でもできる限り、実現に向けて煮詰めてゆきます!こうご期待!
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ホームページリニューアルします!!

ホームページリニューアルします!!

と、宣言してイクトセ。

ちょっとイヂって放置して、ちょっとイヂって放置。

という事を繰り返していましたが、こんどこそ本当にします!

割とwebやBlogは早期から取り組んでいましたので、知識は高い方だと思うのですが、何せ時間がなく手をかけられていないので、更新しやすいスタイルへのリニューアルとSEO対策を外部委託することにしました。



ホームページなんとかせねばところ電話をいただき、かなりのスピード契約。
どう考えてもうちの会社規模からすると『牛刀で鳥を割く』感じがするのですが、まぁWebの重要性は充分に理解しているので。

これから制作にかかっていただくので、リニューアル&サーバー移行は2か月くらい先になる予定です!
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新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になりました

皆様には幸多き年となりますようお祈り申し上げます

家工房2019年賀
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断熱欠陥住宅

断熱欠陥住宅

久々の更新です。
近況ですが、近隣住宅業者さんからの申請業務依頼などが忙しすぎて、ホームページやブログを更新する暇がなく、結果一般の方からの問い合わせがないという本末転倒状態です(苦笑)
経営的には超安定していますけどw

さて、タイトルの件ですが、『欠陥住宅の調査をしてほしい』との依頼を受け、今年初めの引き渡しという新築間もないお宅にお伺いしてきました。

お話を聴くと、去年に引き続きですが、『とにかく寒い』問題。

原因を探りに、床下を見せていただいた写真がこちらです。


『なんじゃこれ???』

ぱっと見では意味が分かりませんでした。
下側にみえるコンクリートが基礎、その上に黒い通気パッキンがのっていて、その上が土台です。
この上に乗るのは通常根太か、ネダレス合板のどちらか。
木材が見えるので根太でしょうが、それにしては間隔が狭すぎます。

後から理解したので種明かしをしますと、根太は一番右とそこから3番目の赤い木材で、残りの白いのは『断熱材受け』なんですよね。
そこから見える断熱材は、壁用の袋入りグラスウール、10kg100mmです。
この100mmの断熱材を、根太間60mm、断熱材受け18mmがある部分では60-18で42mmのスキマに押し込まれているわけですね。

。。。。。。ちょっとまてぃ!!!

ここで大原則
『繊維系断熱材はふわっと入っていなければ効果を発揮できない』
分かりやすいのはおひさまに干してふわふわのフトンと、1年も敷きっぱなしのせんべい布団。
ワタの量は一緒ですが、暖かさが全く違うのは、誰でも感覚でわかるでしょう。

しかし、こんな単純なことが建設業界ではほとんど理解されていない。
10㎏100mmの断熱材をぎゅっと圧縮して20kg50mmにしても、断熱性能は10kg100mm分あるわけではなく、むしろ10kg50mmの断熱材より減ります。
さらにスキマだらけの粗雑な施行ですので、しわになった部分から外気が侵入し、ほとんど効果を発揮できていません。

と、このようなあきらかな断熱欠陥住宅なのですが、残念なことに今のところ
断熱・気密をしなければ違法であるという法的根拠はありません。

なのでこの件で工務店を訴えても、施主に勝ち目はないんです。
建築基準法第1条、『国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する』におもいっきり違反してると思うのですが。。。
家が寒いと人は不健康になり、間違えると死ぬんです。
また、ムダな光熱費を払うことになり、財産を損ないます。

こんな床施工をおこなうくらいですので、もちろんのこと壁の気流止めは一切行われておりません。
写真で見る根太間のスキマは、壁にそのままつながっていて、床下の冷気がそのまま壁に侵入します。グラスウールには、よほど圧縮しなければ気流止の効果はありません。

提案した改修案がこちら。


床下前面に、隙間なくタイベックシートを貼り込む案。
これは、断熱改修ではありません。
あくまで気流止めの改修です。でも、現状よりは大幅に温熱環境が改善すると思います。
床のスキマだらけの断熱層への外気の進入がなくなれば、床も『多少は』暖かくなります。
また、床の隙間から侵入していた壁へのすきま風がなくなるため、壁の表面温度も高くなるでしょう。

ちなみに、浴室ユニットバス周りのスキマも一切埋められていませんでした。というか

外の光が見えているんですが。。。
真冬の冷たい外気が、ほぼ何の干渉も受けずに、ユニットバスのスキマに入り込み、さらに1階の天井裏と2階の床の間に入り込むということになります。。。
基礎に断熱材が貼られていないので、昨年末のお宅のように人通口の改修は出来ません。
こちらは、グラスウールを圧縮して壁のスキマに詰め込み、冷気の進入を防ぎます。
ユニットバスの床や浴槽に関しては、もともと巻かれている附属の断熱材に頼る形になりますが。。。

施工は12月初めの予定です。様子や結果は追って報告いたします!
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『雫石町の300mm断熱リノベーション』がエコハウス・アワード2018の最優秀賞を受賞しました!&工事ブログをはじめます!

『雫石町の300mm断熱リノベーション』がエコハウス・アワード2018の最優秀賞を受賞しました!&工事ブログをはじめます!

昨年、当事務所にて設計監理を行った、『雫石町の300mm断熱リノベーション』が、パッシブハウスジャパン主催、『エコハウスアワード2018』にて、リノベーション賞と最優秀賞をダブル受賞いたしました!






『雫石町の300mm断熱リノベーション』は、本州で最も厳しい気候の一つである、岩手県雫石町において、パッシブハウスのリノベ基準、『エナフィット』をクリア。既存住宅の積極的活用が求められる中、断熱リノベの先導的実例として、有用性が評価されたものと思います。

詳しくはこちら

という、社会的意義のあるプロジェクトなのですが、事情がありいつも自社案件で行っている工事BLOGの公開を控えておりました。

というのも、建物性能としては余裕でクリア、改修の長期優良住宅も認定済みであるにもかかわらず、200万円超の補助金を狙える『長期優良住宅化リフォーム推進事業』の申し込みを、忙しさにかまけて締め切りギリギリまで延ばしていたところ、予算枠消化で早期打ち切りされてしまって逃すという大失敗を犯し、全額カブリはあまりにもイタすぎるため、何とか翌年度にねじ込めないものかと工事半ばあたりまで悩んでいたのです。

でもそれもスッパリと諦めました!ので、工事中に取りためた膨大な量の写真を整理しつつ、今更ですが工事BLOGを公開してゆきたいと思います。

『雫石町の300mm断熱リノベーション』工事ブログ

と、いってもページを用意しただけでまだナカミ空ですが(笑)
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床断熱エリアと基礎断熱エリアの区画

床断熱エリアと基礎断熱エリアの区画

ブログ更新テストを兼ねて、さっそく去年年末の事例を紹介。
『5年前に新築した実家が寒い』というご相談を受けて、調査に伺った案件です。

いくつか問題点がありましたが、最大の問題が
「床断熱エリアと基礎断熱エリアの区画がされていない」

床下の断熱が基礎断熱ではなく、床板のすぐ下に断熱材のある床断熱方式の場合でも、一般床より床が下になる浴室と玄関土間は、そこだけ基礎断熱エリアとする工法が一般的です。

そうなると、断熱材の下は外気となる床断熱エリアは、床下が室内空間と一体となる基礎断熱エリアと完全に区画しなければなりません。

床下空間のない玄関土間の基礎断熱エリアはたいていは問題ありませんが、浴室下の基礎断熱エリア、ここに床断熱エリアの冷たい外気が入り込んでいるケースは、実は非常に多い。

案件は、八戸の中堅ハウスメーカーの施工でした。

ここが問題の人通口。奥側が浴室等基礎断熱エリアで、基礎に断熱材が張られているのが見えます。
床下は点検のために、全ての区画が見て回れる必要があります。
なのでこのように人の通れる開口をあけておく必要があるのですが、もちろん区画を貫通する場合は蓋を設けなければなりません。

蓋を設けないということは、室内と室外の間に「玄関ドアが入っていない」のと同じこと。
いくら断熱材を厚くしたところで、これでは暖かくなるわけががありません。


また、区画間の基礎パッキンが通気パッキンでした。
基礎と土台の間に挟みこむことで、外気を床下に導入し、床下結露を防ぐ基礎パッキンですが、外気を導入する部分は通気タイプ、通したくない部分気密タイプを使用します。
当然この部分は気密パッキンを使用しなければならない部分なのですが、なぜか通気パッキン。
使い方を全く理解しておりません。

ここから改修工事です。
案件では、浴室と脱衣室の基礎に断熱材が張られていたので、この部分を通らずに床断熱エリアをすべてめぐることができれば、完全にふさいでしまって脱衣室の床に点検口を設ける作戦も取れたのですが、今回はここが通過点となっており、塞いでしまうと奥の点検が不可能となるため、取り外し可能な蓋を設けます。

まずは、人通口に木枠を設けます。木枠はL型にして、蓋が奥に落ちないようにし、蓋と枠が接触する部分に気密のスポンジを貼っておきます。
施工は、きゅうでん建築のさん。
やっかいなのが、人通口に配管が通っている件。人通口は人が通る穴であり、配管を通す穴ではありません。
これのせいで3センチの木を2段つむことになり、開口がかなり小さくなってしまいました。私のオナカでぎりぎり通れる程度(~_~;)





ここにはめ込む蓋を作ります。断熱材で蓋を作りたいのですが、断熱材だけでは金具がつかないため、両面気密テープと片面気密テープを併用して薄いベニアを貼りつけます。
そこにまずは取っ手をビスどめ。


これをスポンジを押しつぶすようにして枠にはめ込み、最後にバーラッチを取り付けて完了です。


最後に通気パッキンにウレタンフォームを吹き付け。ちなみにちゃんと気密パッキンを使った場合でも、気密パッキンは断熱材ではないですので、気密の強化と断熱欠損の補修のためにウレタンを吹いたほうが良いです。

人通口は2か所ありましたので、蓋は2ケ所制作しました。

オマケ工事ですが、天井点検口が断熱タイプではなかった(一応気密タイプの模様)ため、天井点検口の上に断熱材を施工してきました。
写真のベニアの立ち上がりも、今回設置したものです。


ここにも人通口の蓋と同じような工程で作った断熱蓋を設置、写真は撮ってきませんでしたが、点検口の蓋を閉じて完了です。

もう一つ問題点、この部分の改修は一度壁を壊して直す必要があるため、かなりお金がかかるので今回は見送りました。

このお宅は木部と木部を金具でつなげる工法(在来木造は木と木を削って組み合わせる)なのですが、金具をつけるために削ったスリットに穴が残ってしまい、ここをちゃんとふさがないと壁の中に冷気が入り込んでしまいます。
床下から直接見える部分は直上に床板があるので気流は発生していないと思いますが、問題は基礎パッキンの直上。場所が確認できないうえにウレタンを吹き込むストローも届かないので、壁を壊さないといけません。
出来上がってからだと大変な工事ですが、床板を貼る前なら大工さんがちょいちょいと上からウレタンを充填するだけのことです。

このお宅は一応次世代基準を超える程度の断熱材を使用しており、数値だけを見ると長期優良住宅や認定低炭素住宅の認定も降りてしまいます。
しかし、基本的な知識が欠如していると暖かい家にはなりません。逆に言うと、最低限の断熱材を使用しても、使い方さえしっかり押さえておけば結構温かい家とすることができます。

大工さんは気密・断熱のプロではありません。しっかり勉強している大工さんもいることはいますが(きゅうでんさんなど)かなりレア。こういう知識はやはり元受けの施工会社がしっかりと勉強・理解するべきです。
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2018年あけましておめでとうございます

2018年あけましておめでとうございます


新年あけましておめでとう御座います。
旧年中は大変お世話になりました。
おかげさまで、年間を通してヒマな時がなく忙しく動き回っており、なかなかブログが更新できないでいましたが、ボチボチと再開したいと思っています。
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あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!


みなさまにとって本年がよい年となりますように。
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◆会社概要

●名称   家工房 一級建築士事務所
●郵便番号 039-1101
●所在地  青森県八戸市大字尻内町字高田16
●登録   一級建築士事務所
 青森県知事登録 第1609号
●Tel   0178-79-4466
●FAX   0178-79-3214
『分離発注』×『Q1.0住宅』×『床下エアコン』で
『快適・健康住宅を』!
分離発注だけではなく、設計のみ、リフォーム、
なんでもお気軽にご相談ください。

◆プロフィール

●管理建築士

上野 真二 (うわの しんじ)

Author:上野 真二 (うわの しんじ)
八戸近郊の住宅設計を中心に活動する建築士です。高耐震・高断熱の住宅設計や、CGパース・模型制作などを得意としています。趣味はネトゲとか水泳とか。

 一級建築士 大臣登録 第 321843 号
日建学院八戸校 一級建築士 製図講師

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♯01『太陽の恵みを受け止める家』

♯02『南欧の風の家』

♯03『大家族で囲炉裏を囲む家』

♯04『音楽を楽しむコンパクトハウス』